山羊に憧れたヒツジ

なんかもっと、日常を楽しんだらいいじゃん。

ヨルダンに行ってみた

【中東のヨルダンに行ったハナシ🇯🇴】

 

すごく今さらの話なんだけど、
1年とちょっと前に、
難民に会いたくてヨルダンを訪れました。

 

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□■「ヨルダンってどこ?」

アフリカだっけって訊かれたりしたけど、
ヨルダンは中東の国です。
シリアの下で、イスラエルイラクの隣。

 

死海があるところ!


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□■「危なくないの?」

 

中東って言うだけで
「よく生きて帰ってきたね」って
言われることも多いですが、

 

実は治安いいです。

 

実際に行ってみて感じた印象としても、
まぁたまに、
車に乗せてもらった人が
ぼったくって来ようとしたけれど
命の危険を感じたことはなかったです。

 

ただ、これはいろんな国に言えることだけど
国境の近くにいくのは注意が必要なのだそう。

 

□■「何してきたの?」

主に、難民に会いに行ってきました。

 

↓↓具体的にはこんなことをやってました↓↓ 

 

パレスチナ難民のキャンプで
のんびりランチしながらおしゃべり。

 

・JICAの行っている難民キャンプでの
環境教育の授業に同行。

 

・シリア難民支援団体サダーカの
お宅訪問活動に同行。

 

・ヨルダン人に難民について
どう思ってるのかインタビュー。

 

・シリアの難民キャンプに入れてもらえず
ゲートの前で子供たちに絡まれる。
(難民を守るために、立ち入りは厳しく制限)

 

・KnK Japanの事務所で
シリア難民キャンプ内で先生をしてる人に
現状を話を聞かせてもらう。

 

死海でプカプカ。

 

ベラルーシ人、日本人と共に
ヒッチハイクで遺跡巡りツアー


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□■「ヨルダンにはそんなに難民がいるの?」

 

たくさんいます。

 

ヨルダンに余裕で受け入れられるような
キャパがある訳ではなく、

 

石油王のイメージがある中東にありながら、
天然資源に乏しくて、
外国からの短期的な投資による資本流入
地域における治安情勢の影響を
社会的にも経済的にも
大きく受けてしまうようなヨルダンですが、

 

そんな中でもたくさんの難民を
受け入れてきました。

 

実は国民の2/3が
かつてのパレスチナ難民と言われてて、

2018年4月時点では
約66万人のシリア難民が
難民登録されてます。すごい数ですよね。

 

そのうちの8割が
キャンプ外のホストコミュニティと呼ばれる
都市部や郊外にて避難生活を送っています。

 

ただ、元々豊かな国ではないヨルダン。 


こういった状況下、国内では、
難民受け入れによる物価や
家賃の高騰などの影響を受け、
貧困層の拡大が懸念されているのだそう。

 

□■「難民と話してみてどうだった?」

 

・みんな、自分の国が大好き。

 

・1日でも早く帰りたい。恋しい。 

 

・話してみると本当に普通の人だしとても優しい人がたくさん。
コーヒーとごはんを振る舞ってくれた。

 

・情報があるかないかで生活が大きく変わってしまう。

 

・申請すれば、生活保護のお金が出ることを知らず、難民キャンプから勝手に出てきちゃったから親戚にお金をお世話になりながらも、やっぱり貧しくて、夜逃げを繰り返しちゃう家族もいたり。

 

パレスチナ難民は「イスラエルを許せない」
イスラエル人に迫害されたり
土地を奪われたりして難民になったからね。

 

・シリア難民向けに5,6年ほど前に作られた難民キャンプは砂漠にあるため砂ぼこりがすごくて、喘息とかある人は暮らせない。
→でも余ってる土地だと砂漠になっちゃう?

 

・自分の国に帰りたい。

 

・シリアの暮らしは本当に豊かで幸せだった。



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□■「ヨルダンの人は難民をどう思ってるの?」

 

・かわいそうだから、受け入れるべき。

・特に関わらないから、気にしない。

・水資源だけ、不安。

・隣の家もシリア難民だよ。生活のなかにいる当たり前の存在。

・まぁ、いいんじゃない。

 

日本みたいに、外国人の難民に対して
偏見をもったり、差別したりする人は

とても少なかったです。

 

ただ、やはり一握りは
「出ていけ」「自国に帰れ」と
嫌がらせをする人もいるみたいです。

 

□■「ちなみに、行ってみて驚いたことは?」

 

・いちばん印象的だったのは
少し前までアメリカで暮らしていた男性が「今はほとんど遊べないんだ、仕事がとても忙しくて遊んでられない」と言うので、どこの国も一緒なのか~と思いながら詳しくきいたところ、

 

「毎日7~14時で働いてる」そう。

 

いや、たしかに朝早いけど……
14時に終わるなら遊べるじゃん……
そんなにハードじゃないじゃん……

 

それだけ、
日本人の「当たり前」の働き方が
世界から見たら異常ってことなんだよね。
身に染みて、感じた瞬間でした。

 

・カフェでマダムが当たり前のように水タバコ吸ってる。

 

イスラム教のあの顔まで黒い布で
隠してるようなマダムが水タバコは
なんかシュールでした。

 

私も一緒に行ったヨルダン人に勧められましたが、タバコやお酒がない分、水タバコはほんとにとても浸透してます。

 

「タバコは体に悪いけど、水タバコは体に良いんだよ」

っていわれたけど、
タバコよりはマシなのかもしれないけど
not badかもしれないけどgoodではねぇぞ笑


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・遺跡巡りがヒッチハイク

 

遺跡のひとつひとつが離れてるので、
そして郊外でバスも車もないところなので
(たしか)ベラルーシ人のパワフルなおばちゃんに連れられ、ヒッチハイクで巡りました……

 

それがふつうなのかな?
それともタクシーに交渉するのかな?

 

でも死海の帰りも、
「車拾いな」ってタクシーのおじちゃんに
言われたから案外ふつうなのかも……

日本ではそもそも見かけないような
バカでかいトラックに乗れて楽しかった!

 

・知らない人が日本人に興味をもって
とりあえず「座ってけよ」ってコーヒーを飲ませてくれる。

 

ただし、アラビックコーヒーは
あんま美味しくない……好きじゃない……

粉っぽい……粉を溶かすの……


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***

 

そんな感じのヨルダン3週間でした。


短期留学を除けば、
1人で海外いくのははじめてで
不安しかなかったけど、

1人行動がそもそもストレスな私には
スーパーハードモードだったけど、

 

JICAやサダーカの人や、
ホテルで知り合った旅慣れしている日本人に
たくさんたくさん助けてもらいながら
無事に目的を果たして帰ってこられました。

 

本当に支えられながら生きてるって
感じる瞬間だよね。
もうね、ありがとう。

 

以上、ヨルダン渡航のハナシでした。

 


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